林道上でサルを観察しました(撮影 鈴木滋)

エクスエーション「西部林道のヤクシマザル」の様子

概要
 前日から降っていた雨も上がり、無事、実施することができました。サルの群れを2つ見つけ、間近で観察することができました。交尾期のためかオスのサルが尻尾を立てて、少し緊張した様子で歩き回ったり、木ゆすりするのを見た方もいたと思います。
 サルをある程度みたあと、近くにある炭焼き窯を見に行きました。川原は西部地域の中では、もっとも地形が緩やかで、かつて人が様々に利用してきた地域です。炭焼き窯のあとも沢山ありますが、そのほとんどはかなり崩れてしまっています。保存状態の良い炭焼き窯が1つ残っているので、少し山の中に入って見に行きました。炭焼き窯がどんなものだったのか、見ることができました。
 途中でスギの植林やクスノキの植林なども見ることができました。

一般参加者 22名
環境省スタッフ 2名
屋久島環境文化財団スタッフ 2名
屋久島町スタッフ2名
講師(研究者) 6名

 

おおよその流れ
宮之浦からバスで移動
8:20 田舎浜でトイレ休憩 講師1名が合流
8:30 田舎浜を出発 バス内で簡単な説明
8:44 観音崎の北の道路上でサルを発見。これは「タヌコ」群というむれだった。道路上でサルを観察したり、糞を観察したりする。群れが道路から山の中に入ってしまったので、9:20頃に観察終了し、バスでさらに南へ行く
9:38 先に行っていた講師が川原でサルの群れ(プチ群)を発見していたところに合流する。5班に分かれてサルの観察をする。サルがグルーミングしているところを観察した。交尾を見ることのできた班もあった。
10:35 頃まで観察。
その後、少し山の中に入り、スギやクスノキの植林を見たり、炭焼き窯を見たりする。ドーム状の屋根も含めて、ほぼ昔のままの状態で残っている炭焼き窯を見ることができた。
11:25頃 炭焼き窯を離れる。
11:50 バスに乗り永田に向かう
12:20 田舎浜につく。トイレ休憩の後、閉会の挨拶
12:35 田舎浜出発 講師はここで離れる。

 

サルの糞を(真面目に)観察中
サルの糞を(真面目に)観察中。糞からもいろいろなことが分かります。(撮影 服部志帆)
保存状態の良い炭焼き窯(撮影 服部志帆)
クスノキが川原には沢山植えられています。よく見るとあちこちにあるのに気づきます。(撮影 服部志帆)