オンライン配信で第二回例会を開催しました。配信場所である安房の宿泊施設には5人の参加者が、オンラインでは20名の参加者が集まってくださいました。話題を提供してくださった猟師の大堀さんは、猟を始めたきっかけや地域の方の反応、シカの利用法、サルやシカなどの野生動物や猟犬に対する考え方など、さまざまな角度から猟について話してくださいました。現地・オンラインを問わず、参加者からは猟場である山に対する認識やメスジカの胃袋にある小さな玉、シカの大量死に関する質問などが寄せられました。
安房の宿泊施設からオンライン配信中の様子
日時
2024年6月1日土 19時30分から21時ごろ
場所
オンライン(参加方法は、事務局あてにメールでお問い合わせください)
参加費
無料。今回は非会員も参加可能です。
話題提供
大堀輝夫さん(屋久町猟友会会長)×服部志帆(文化人類学者・天理大学)
「文化人類学者の調査現場―猟師さんに話を聞く編―」
私は2013年に屋久島で調査を開始してからこれまでに、猟師さんや猟師さんの家族など合計50人以上に聞き取り調査を行ってきました。猟師さんとひとくちにいっても、それぞれが生きた時代によって、野生動物や山といった自然との向き合い方や猟師仲間や地域社会との付き合い方も違っています。第二回の例会では、文化人類学者である話題提供者が原にお住まいの大堀輝夫さん(屋久町猟友会会長)からお話を伺うというやり方ですすめたいと思います。大堀さんがどのような猟師さんなのか。文化人類学者はどんなふうに聞き取りをすすめていくのか。猟師や文化人類学、屋久島の自然と人間の関わりなど、関心のある方、どうぞのぞいてください。