テーマセッション2
「ヤクタネゴヨウ全木調査完遂記念シンポジウム」
12月10日(日) 13:30~16:30
オーガナイザー:手塚賢至(屋久島・ヤクヤネゴヨウ調査隊)
屋久島・ヤクタネゴヨウ調査隊」は屋久島と種子島の二島だけに自生する絶滅危惧種の五葉松、ヤクタネゴヨウの保全を目指して1999年に発足し、以来、島内に自生するすべての自生木を把握する全木調査を行ってきました。調査は自主参加のボランティアで行い、険しい山中での調査にこれまで延べ130日、1,000人の参加により、約2,300本の正確な生存位置・樹高・直径の情報が収集されています。多くの参加者、研究者、研究機関との連携を経て今年度、ついに全木の調査を完遂させました。その全容の報告とヤクタネゴヨウに関する様々な側面の研究や保全対策、種子島からの活動報告も合わせ発表し、屋久島、種子島の森林生態系において、極めて貴重なこの樹木を後世に残すための指針となるようシンポジウムを開催いたします。
講演者
金谷整一(森林総合研究所 九州支所)
「ヤクタネゴヨウについて」
村田政穂(東京大学大学院 新領域創成科学研究科)
「ヤクタネゴヨウと共生する菌根菌の探索」
中村克典(森林総合研究所 東北支所)
「ヤクタネゴヨウを守れ!松枯れ対策最前線」
池亀寛治/長野広美(種子島ヤクタネゴヨウ保全の会)
「種子島のヤクタネゴヨウー保全の会の取り組み」
手塚賢至(屋久島・ヤクタネゴヨウ調査隊)
「ついに完遂!全木調査報告」
総合討論 「ヤクタネゴヨウを語る」