
日時
2025年10月13日(月、祝)20:00-21:30
場所
オンライン(参加方法は、事務局あてにメールでお問い合わせください)
参加費
無料。非会員の方も無料で参加できます。
話題提供
髙橋大樹(九州大学大学院農学研究院)
昨年、屋久島の植物のミニチュア化にシカが関係しているとして、屋久島の中でも話題になった研究を発表された髙橋さんに、その研究の内容について詳しくお話ししていただきます。ご本人からのメッセージをご紹介します。
「屋久島は1500種以上の維管束植物が分布している日本でも有数の植物多様性が高い島です。屋久島でも特に標高1600m以上の高標高域では大きさがわずか1/10ほどに小型化したミニチュア植物がみられることが知られています。その多くが屋久島でしか見られない固有植物であり、植物体サイズは栽培環境下でも大きく変わることはありません。屋久島は1900年代初頭より牧野富太郎をはじめとした多くの植物学者が調査を行ってきた歴史があります。しかしどうして屋久島の高標高地で多くの種類の植物がミニチュア化したのかはこれまで謎のままでした。今回の講演では、ヤクシカとの関係に着目した屋久島のミニチュア植物に関する研究を紹介させていただきます。また近年屋久島で発見された新種のミニチュア植物に関してもお話させていただく予定です。」