現地開催(口永良部島)とオンライン配信で第4回屋久島ミニ研を開催しました。現地開催・オンライン共に多くの方が参加してくださいました。口永良部島の魚類相、サンゴ礁魚類の繁殖生態・採餌生態について、これまで口永良部島で行われてきた研究をもとにお話ししました。魚類の繁殖生態については、野外での魚類の性転換の観察を中心に、実際の潜水観察法についてご紹介しました。身近な魚類の意外な生態について興味を持っていただき、コメント・ご質問をいただきました。特に、近年の熱帯性魚類の増加やサンゴの白化については関心が高く、多くのご質問をいただき、島民としてどうあるべきか議論することができました。
日時
2024年9月23日(月) 19:30 ~ 20:30
場所
オンライン(参加方法は、事務局あてにメールでお問い合わせください)および現地開催(口永良部公民館)
参加費
無料。今回は非会員も参加可能です。
話題提供
清和 凌河(広島大学大学院統合生命科学研究科)、広島大学水圏資源生物学研究室修士学生
「サンゴ礁に生きる魚類の社会~口永良部島での潜水観察から~」
サンゴ礁を彩る魚たちはどのような暮らしを送っているのでしょうか?広島大学水圏資源生物学研究室は、サンゴ礁魚類の社会を明らかにするために、50年以上にわたって口永良部島の海に潜ってきました。口永良部島にはどのような魚がいるのか?何を食べているのか?どのようにして次世代に子孫を残すのか?普段はなかなか見ることができない海の魚たちの生き様を、実際の調査手法や島での学生の暮らしとともにご紹介します。お気軽にご参加ください。
写真1 海底洞窟
写真2 口永良部の海
写真3 調査場所
写真4 調査風景
写真5 調査風景2
写真6 釣りをする学生
写真7 卵を守るはぜ