このエクスカーションでは、ウナギ研究者の熊井勇介さんに、屋久島の川に生息するウナギ属の魚の暮らしについて、紹介していただきます。熊井さんはこれまで、屋久島に生息するウナギの「耳石」を調べ、その年齢や成長速度を明らかにしてきました。魚類の頭部にある硬組織である耳石は、「魚の履歴書」として知られ、年齢や、各個体がそれまでどのような環境で育ってきたかを知ることのできる便利な道具です。まず、一湊川で、電気ショッカーを使ったウナギの採捕作業を見学していただきます。その後、ウナギを解剖して耳石を取り出す作業を皆様に体験していただきます。熊井さんの研究についてのお話しをお聞きし、耳石を実際に観察しながら、ウナギの暮らしに思いをはせていただければ幸いです。
日時
2023年12月9日(土) 午前9時半~12時
場所
・一湊川下流
・屋久島研修所(永田)
現地集合、現地解散。集合場所については、参加者に直接お伝えします。
概要
・一湊川下流における電気ショッカーによるウナギの採捕
・(永田に移動後)耳石に関する講義とウナギの耳石摘出体験
雨天の場合は、ウナギの採捕を中止し、永田に直接集合
案内
熊井勇介(東京大学 水産資源学研究室 博士課程2年)
募集人数
7組まで(各組に1匹ずつ解剖用のウナギを配布します)
小学生以下のお子さんは、必ず保護者同伴で参加してください。
参加費
ひとり500円
(保険代金等に使用します)
申し込み方法
こちらからお願いします。
締め切りは11月15日11月30日まで延長します。
ただし、締め切り前でも、募集人数に達したら応募を締め切りますので、早めの申し込みをお願いします。
注意事項
・電気ショッカーによる採捕作業では、実際に川に入るのは熊井さんだけです。皆様には川岸から作業を見ていただく予定です。川岸は砂地なので、汚れてもよい服装でお越しください。
・ウナギを解剖する際に、ウナギの血が出ることが予想されます。苦手な方は、今回は応募をご遠慮ください。
・ウナギを解剖する際に、服に血が飛んでしまう場合があります。汚れてもよい服装でお越しください。皆様には、作業用の薄手のゴム手袋を支給しますが、エプロン等が必要な方は各自でご用意ください。