2025年6月6日〜8日の日程で屋久島学ソサエティ理事の山極寿一さん率いる一行が来島されソサエティともリンクして屋久島高校での授業やソサエティ会員との懇親会などが行われました。
屋久島への来島は大阪万博のシンポジウムに海外から招聘されたラマン・スクマールさん(インド・象研究者)、カレン・ストライアーさん(ブラジル・霊長類研究者)それに総合地球環境学研究所の吉川成美さん、阿部健一さん、秋山知宏さんも同行され総勢6名さま御一行。
海外の研究者お二人のプロフィールはこちら
https://www.yakushima.or.jp/heritage/thousand.php
1日目:午後空港到着後→ヤクスギランド150分コース、屋久杉林と渓谷美を堪能。帰路県道にヤクザル出没し観察、夕暮れまで。宿「アぺルイ」IN→皆で尾之間温泉→宿


2日目:宿を朝食後出発→千尋滝→大川滝→西部地域の瀬切・川原・半山地域の道すがらヤクザル、ヤクシカに度々遭遇し、山極さんの説明で丁寧に行動観察していると時間が押して急いで屋久島高校へ。環境コースの生徒、先生方を交えてスクマールさんとストライアーさんが発表、通訳は吉川さん。授業形式で活発な応答後、学校の帰りの玄関前でも会話は尽きず、滞在約2時間。宿「アペルイ」ではソサエティとの懇親会を行う。来島者皆さんの自己紹介、屋久島から田中俊三さんの「厳冬期の山岳」などのドローン映像と山下大明さんの「菌従属栄養植物と照葉樹林」の映像を手塚が紹介。ここでもスクマールさん、ストライアーさんに発表いただき質疑応答の後、島内参加者約20人との懇親会が賑やかに和やかに夜更けまで続く。











3日目:早朝から雨、次第に強雨雷鳴の荒天となる。
最終日、空港出発までの時間を文化財関連、島の人の暮らしや歴史の場を巡る計画を立てた。特にスクマールさんが屋久島の神社・仏閣などの祈りの場を希望されたので各地の神社やお寺を中心に心積りして宿を出発→屋久杉自然館→世界遺産センターあたりから雲行き怪しく→船行神社で強風雨となり雷鳴轟く。ここで航空会社から連絡入り予定便(伊丹直航便)は欠航決定、この後も全便欠航。皆さん今日中に帰らなければならない多忙なスケジュールの方々ばかり→急遽空港で次策を練る。なんとか高速船で鹿児島港→鹿児島空港(TAXI)と乗り継ぐことで今日中に京阪へ帰れると安堵。
安房港に急行して皆さんとお別れするなかなかスリリングな3日間でした。
報告:手塚賢至
