
日時
2025年6月19日(木) 20時ごろ(会員総会終了後)~21時半ごろまで
場所
オンライン(参加方法は、事務局あてにメールでお問い合わせください)
参加費
無料。今回は非会員も参加可能です。
話題提供
今回の屋久島ミニ研では、アフリカに縁のある3人の会員の方に、対談をしていただきます。3人の方が、屋久島とアフリカでどのような経験をされたのか、人々の暮らし、考え方、自然がどう違い、どう相通じるか、縦横無尽に語っていただきます。どんな話が飛び出すかは出たとこ勝負!聴衆の皆さんから、たくさんの質問をお待ちしています。地球の裏側のアフリカという視点から眺めることで、屋久島の魅力を再発見する機会になるかもしれません。
講演者
杉下智彦(屋久島尾之間診療所 院長)
1995年、外科医としてアフリカ・マラウイ共和国へ派遣。ただ一人の外科医として、約3年間で3000例を超える手術を行いました。その後、海外留学を経て、アフリカ20か国以上で保健分野専門家として活動。またアフリカの「妖術」を研究テーマに、未開の奥地で様々な調査を行っています。2006年より国際協力機構アドバイザー、2016年より東京女子医科大学教授、2022年より屋久島に移住。アフリカ、屋久島をフィードに、自然、文化、暮らしのクロスロードを探求中です!!

大坂桃子(京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科大学院生)
小さい頃からゾウに興味があり、アフリカでゾウの研究をしたい一心で2020年京都大学大学院に進学。しかしコロナの影響でアフリカに行けず路頭に迷っていたところ、サル研究者の半谷吾郎さんにお声掛けいただき、屋久島にたどり着きました。サルの農作物被害について調査しているうちに、屋久島のあたたかい人々にすっかり魅せられ、今では屋久島は私にとって第二の故郷です。2022年からはアフリカのガボン共和国で、人里に出てくるマルミミゾウの生態研究をしています。これまで屋久島とアフリカで人と野生動物の関係について考えてきたことを、いろいろとお話できればなと思います。

野々山富雄(屋久島ネイチャーガイド)
1986年、コンゴでの未知動物モケーレ・ムベンベ捜しが、自分とアフリカの付き合いの始まりです。1992年から、チャドでサヘル地域の砂漠化防止のプロジェクトに2年、関わりました。1995年に屋久島に移住後、ガイドとして生計を立てるかたわら、追跡調査やキリマンジャロ登山など、アフリカとの付き合いが続きます。「アフリカの水を飲んだ者はアフリカに帰る」と言いますが、「屋久島の水を飲んだ者は屋久島に住む」ようです。

司会
半谷吾郎(京都大学生態学研究センター)