第3回は北海道からオンライン配信のみでの開催でしたが、みなさん酷暑の夕べに参加してくださいました。今回は、森の中で母ジカの周りを猛ダッシュで走り回る0歳の子ジカの姿や、発情中の成熟したオスジカが成熟したメスジカの隣りで休みながら優しく鳴く姿など、とても珍しい行動の動画を視聴していただきました。専門家でもほとんど見たことのない行動のため、これらの意味や意義については未解明です。みんなで一緒に議論(妄想?)することで、一人では思いつかない新しい視点での解釈など、ハッとさせられるコメントをたくさんいただきました。また、第2回のミニ研で話題にのぼったシカの大量死に関わる可能性のある起立不全のシカについても視聴いただきました。
日時
2024年7月20日(土) 19:30 ~ 20:30
場所
オンライン(参加方法は、事務局あてにメールでお問い合わせください)
参加費
無料。今回は非会員も参加可能です。
話題提供
揚妻-柳原芳美(Waku Doki サイエンス工房/北海道大学FSC学術研究員)
「これって何?ヤクシカの不思議な行動を考える」
野生動物の生態研究者として、屋久島の森でシカを見つづけて20年以上が経ちました。その中で、「これは何だろう?」と、首をかしげたくなる行動や姿があります。今回はそういった不思議な行動などを紹介しながら、それらが何なのかを、皆さんと一緒に考察してみたいです。家族で食事しながら、お酒を飲みながら・・・など、どうぞ気軽にご参加ください。